住宅ローンが返済できない家族の末路

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「今月、ローンが払えないかもしれない」

そう感じた瞬間、頭の中が真っ白になる

そんな経験を持つ方から、私はこれまでご相談を受けてきた経験があります。

 

はじめまして。

住宅ローンや不動産に関するご相談を受けているアドバイザーのみやびと申します。

 

返済が苦しくなること、実は珍しいことではありません。

病気、転職、収入の急減……人生には予測できないことが起こります。

そして多くの方が、その悩みをたったひとりで抱えています。「家族に心配させたくない」
「恥ずかしくて誰にも言えない」

 

そういう方がとても多いのです。

 

でも、知ってほしいことがあります。動かないことが、一番のリスクです。

今回は、返済が苦しくなったときに実際に何ができるのかを、これまでの相談事例も交えながらお伝えします。

まず「相談する」だけで、道は開ける

以前、50代の男性・Aさんからご相談を受けました。

会社の業績悪化で給与が大幅に下がり、

 

毎月のローン返済がじわじわと家計を圧迫し始めていたといいます。

奥様には「なんとかなってる」と言い続け、半年以上ひとりで悩んでいたそうです。

Aさんが最初に私に言った言葉は、「もう家を売却するしかないんでしょうか?」でした。

 

でも実際には、まだいくつもの選択肢がありました。

住宅ローンを借りている金融機関は、

借りた人が返せなくなることを一番避けたいと思っています。

だからこそ、早めに相談してくる人には、さまざまな対応をしてくれる可能性があるのです。

代表的なものを挙げると——

 

・返済猶予(モラトリアム)
一定期間、毎月の返済を一時的に止めてもらう方法です。その間、利息だけ払うか、完全に停止するかは金融機関によって異なります。

・返済期間の延長
残り15年の返済期間を20年に延ばすことで、月々の支払いを減らす方法です。総支払額は増えますが、毎月の負担が軽くなります。

・金利の引き下げ交渉
状況によっては、金利を一時的に下げてもらえることもあります。

 

 

Aさんの場合、金融機関に事情を説明し、返済期間を延長することで月々の負担を大きく減らすことができました。「相談してみるまで、こんな方法があるとは思っていなかった」と、後からおっしゃっていました。

大切なのは、滞納してから動くのではなく、「これから厳しくなりそう」という段階で相談することです。1〜2ヶ月の滞納が続くと信用情報に傷がつき、選択肢がどんどん狭まってしまいます。

使えるお金を、ちゃんと受け取っているか

返済が苦しいと感じる前に確認してほしいのが、「今使える制度を使い切っているか?」です。

住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)は、毎年確定申告や年末調整で申告しないと適用されません。「ずっと自動でやってくれていると思っていた」という方が、相談に来られる中にも実はちらほらいます。手続きを忘れていたことで、数万〜数十万円を受け取り損ねているケースも珍しくありません。

また、自治体によっては子育て世帯や省エネ住宅向けの補助金を設けているところもあります。「使えるお金をちゃんと受け取っているか」を確認するだけで、家計の状況が変わることがあります。

それでも苦しいなら「任意売却」という道がある

金融機関への相談や制度の見直しをしても、「それでもやはり返しきれない」という状況になることもあります。そのとき、知っておいてほしいのが任意売却という方法です。

任意売却とは、競売(強制的に家を売られること)になる前に、自分の意思で家を売る方法です。

40代のご夫婦・Bさんご夫妻の場合、ご主人の病気をきっかけに収入が激減し、ローンの返済が困難になりました。「子どもたちに知られたくない」「近所に気づかれたくない」という思いから、誰にも話せず半年以上悩んでいたそうです。

ご相談に来られたとき、奥様は「競売になったら全部終わりだと思っていた」とおっしゃっていました。でも、任意売却という方法を選ぶことで、競売と比べて売却価格が市場に近い金額になり、残る借金を大幅に減らすことができました。引越しのタイミングも自分たちで決めることができ、近所に知られることもなく手続きを終えることができたのです。

任意売却は金融機関との合意が必要なため、
専門知識を持った不動産会社や専門家のサポートが重要になります。
相談するだけなら費用がかからないことがほとんどなので、まず話を聞いてもらうだけでも、気持ちがずいぶん楽になりますよ。

 

「打ち明けられない」あなたへ

私がこれまで相談を受けてきた方の多くに、共通することがあります。それは、「家族にも友人にも言えなくて、ずっとひとりで抱えていた」ということです。

お金の悩み、特に住まいに関わることは、身近な人ほど話しにくいものです。

心配をかけたくない、情けないと思われたくない、関係が変わってしまうかもしれない——そういう気持ちは、とても自然なことだと思います。

だからこそ、「全然知らない専門家に相談する」という選択肢が、意外と心を楽にしてくれることがあります。秘密は守られますし、感情的にならずに冷静な話ができます。「誰にも言えなかったことを、初めて話せた」とおっしゃる方も多いのです。

まとめ——「困っている」を、一人で抱えないで

住宅ローンの返済が苦しくなったとき、多くの人が「なんとかなるかも」と様子を見てしまいます。でもその間にも滞納は積み重なり、選択肢は少なくなっていきます。

早めに金融機関に相談する、使える制度を確認する、専門家に話を聞いてみる

どれも、今すぐできることです。

「困ったな」と感じたその日に、まず一歩踏み出してみてください。住宅に関する専門家への相談は無料のところも多く、話してみることで「思っていたより、道はある」と気づけることがほとんどです。あなたの状況に合った方法が、きっとあります。

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