どうも、みやびです。
前回は住宅営業時代の苦労話を書きましたが、
今回はその続きのような話になります。
「なんで営業をやめて、アドバイザーになったの?」
今日はそのことを正直に書いてみようと思います。

営業マン時代、一番しんどかったのは体力でも精神力でもありませんでした。
お客さんに「本当のこと」が言えない瞬間でした。
たとえば、お客さんから「この会社の断熱性能って、他社と比べてどうなんですか?」と聞かれたとします。
正直に答えると、自社が必ずしも一番ではないケースもある。
でも営業マンという立場上、自社の商品を売ることが仕事なので、
どうしても言葉を選んでいかないと行けません。
自社の強みを前に出して、弱みは薄めて話す。
それが営業として「正しい」仕事の仕方でした。
でも、毎回心のどこかで引っかかっていたのです。
家って、誰にとっても人生で一番大きな買い物です。
数千万円のものを、情報が少ないままで買わせてしまっていいのか?
お客さんはこっちのことを信頼して話してくれてるのに、自分は「売る側」のフィルターを通した情報しか渡せていないことに気づきました。
もちろん、嘘をついていたわけじゃありません。
でも、「全部は言えてない」という感覚は、ずっとありました。
そんな葛藤を抱えながら営業を続けていたある日、お客さんから言われた一言がありました。
「みやびさんって、なんか他の営業さんと違う。正直に話してくれる気がして、信頼できる。」
嬉しかったです。本当に嬉しかった。
でも同時に、複雑な気持ちもありました。
正直に話せてる部分と、話せてない部分がある。
「信頼できる」と言ってもらえるほど、その差がしんどくなっていきました。
アドバイザーという仕事を知ったのは、そんな時期でした。
営業マンのように特定の会社の商品を売るのではなく、
お客さんの立場に立って、複数の会社の中から最適な選択肢を一緒に考える役割です。
「これだ!」と思いました。
A社の断熱性能が良ければA社をすすめる。
B社のコストパフォーマンスが優れていればB社を紹介する。
お客さんの予算・希望・土地の条件に合わせて、フラットに情報を出せる。
営業時代に感じていた「全部は言えてない」というモヤモヤが、ようやく消えた感覚でした。
住宅業界って、情報格差がすごく大きいんです。
営業マン側は、毎日のように家の話をしています。
断熱・耐震・住宅ローン・補助金・土地の法規制、選び方。
本当に提案することは多岐にわたります。
この辺の知識は、普通に生活してたら絶対に身につかない量と深さがあります。
一方でお客さんは、人生で1〜2回しか家を買わない。
当然、情報量に圧倒的な差があります。
この差があるまま「さあ契約してください」という状況は、フェアじゃないと思っています。
知識がある側が、知識がない側に情報を出し惜しみしながら商品を売る構造。
家づくりの世界で、これが普通に起きています。
僕がアドバイザーとして、そしてこのブログで発信しているのは、
この格差を少しでも埋めたいからです。
「プロだけが知っていること」を、家を買おうとしている人に届けたい。
それだけです。
前回の苦労話の記事で、初めて契約をくれたお客さんのことを書きました。
「みやびさんに任せたい」と言ってくれた言葉。
あの感覚を、もっと多くの人に届けたいと思っています。
ただ今度は、「任せた結果、本当に良かった」と思ってもらえる形でです。
営業マン時代には届けられなかったものを、今のスタイルで届けていきたい。
それが、アドバイザーに転身した一番の理由です。
今日はここまでです。
また読んでください。


